自宅から自転車で10分の距離に映画館があるので、
秋の虫たちの鳴き声が入り交じる初秋の今日の正午過ぎ、
思い立って「コクリコ坂より」を観てきました。
大事なものはずっと大切にしていきたいな。
そして大切なものをちょっとずつ増やしていけたらいいな。
一貫してそう思った映画でした。
先日、誕生日を迎えた友人が
「毎年”おめでとう”と言ってくれる人が増える。幸せ。」
と言っていたことも思い出しました。
子供の頭の中のような、摩訶不思議な状況でもぐんぐん進んでいくストーリーと、
悲しさと、強さと、自立が、私の中のジブリキーワード。
あと、おなかが空いてくるような、
丁寧に作るジューシーな食べ物!うん!
そして欠かせないのは、挿入歌。
人の弱い部分をぐわっと刺激して前向きにしてくれます。
甘やかして褒めて叱ってくれるお母さんみたいな歌。
電車に揺られながらイヤホンで聴いていると
いつもの景色が何倍もきれいに見えたり、感情が高まって涙が出たりします。
「耳をすませば」の”カントリーロード”は
原曲とは違う結末が、がむしゃらに頑張っている時に刺さります。
”カントリー・ロード
この道 故郷へつづいても
僕は 行かないさ
行けない カントリー・ロード
明日は いつもの僕さ
帰りたい 帰れない
さよなら カントリー・ロード”
「となりの山田くん」の”ケ・セラ・セラ”も、
ふわふわした恋する気持ちをドキッと切り返す。
”恋をして彼に 私はたずねた
来る日も来る日も虹のいろね
ケ・セラ・セラ なるようになる
未来はみえない お楽しみ
ケ・セラ・セラ”
「おもひでぽろぽろ」の”愛は花、君はその種子”もだーいすき!(聞いてね!)
ジブリに触れた後は、
時間をゆっくり大切に使おうって気分になる。
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