親からもらった言葉

小さい頃、
親に教えてもらった一言で、今になっても忘れない言葉ってあると思う。
それに沿って行動しちゃったりする、とても影響力の高い言葉。



母は若い頃少しだけヨーロッパを旅していたので、
その時に見たパリジェンヌのファッションを当時からセンスの悪い娘に教えてくれた。




その時、今後の行動指針に刻印されたのは、、

パリジェンヌは、1本のパンツを、1枚のシャツを、
そのときどきの合わせるものによって丈詰めをしたり、袖をまくったり、
1着で何通りもの着方をする。


ただ、それだけ。




大人になった今でも、好きなバランスになるように
Tシャツの袖をロールアップしたり、学生みたいにスカートのウエストを織り込んで短くしたり、
ベルトにトップスの裾を入れ込んで長さを調節したりする。
しっくりくるまで、折ったり詰めたりねじ込んだりする。
そうすると、服が馴染んできて、自分の体に沿ってくれた服に愛着が芽生えたりする。


まぁ、いい大人になってもこねこねやってるから
今では母から、いいかげん綺麗な服を買いなさい、などと言われるけど。




私に染み付いた母親の言葉は、辛くなった時に思い出す、なんて
支えてくれるたいそうな種類のものでないけど、
今では私の一部になっていて大好きな言葉。


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特別な向上心を持たずぬくぬく育った33才。持っている資格は使い道のわからない学芸員資格のみ。 PRとしてアパレルを転々としたのち、現在は家族の経営するアクセサリーブランドのPRに従事。休日は主婦修行中。

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